★メルマガ配信しました【映画 名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN】
2025年3月6日
大音量のイオンシネマIMAXシアターで観ました。
率直な感想は「感動した」です。
ボブディランは若いころに好きだった海外アーティストの一人です。
クィーン:2018年「ボヘミアン・ラプソディ」公開
ボブマリー:2024年「ONE LOVE」公開
今回の映画は私の中での3部作完結編です。
前2作も良かったのですが私は今回がNO1です。
ストーリーに感動したわけではないのですが、
映画後半、ディランの曲が流れると涙が溢れてしまいました。
自分でも何で泣いているのか解りませんでした。

ボブディランを知ったのは吉田拓郎が彼の影響を受けていたからです。
当時のフォークソング歌手はディランの影響を受けていました。
ハーモニカホルダーを肩から下げてギターを弾きます。
若かりし頃の拓郎は和製ディランと呼ばれ、
映画の中のディラン同様にとてもチャーミングでした。
私が高校時代に買ったLP「血の轍」は今も持っています。
彼らしくない(?)「レイ・レディ・レイ」という歌詞は初心な私には衝撃的でした。
2016年、オーチャードホールでの来日公演を観に行きました。
「この爺さん大丈夫か?」最初は思ってしまいました。
しかしその歌声はだんだんと力を増していきます。
「風に吹かれて」は完全に原曲から離れた歌い方でした。
最後にはコンサートホールが完全にディランの世界に包まれていました。
そしてその年の秋にノーベル賞を受賞します。
涙が溢れたのは私の50年間の音楽への思いだったのかもしれません。
残るは吉田拓郎の伝記映画が観たいかなぁ・・・