MENU ▼
税理士法人ASSETS > 新着情報 > ご近所グルメ ~口福への片道切符~
税理士法人ASSETS 私たちは、税務や会計業務、資産形成計画などをお客さまの状況やご相談内容に応じてきめ細かくサポートする専門家集団です。

V

ご近所グルメ ~口福への片道切符~

2022年9月9日

弊社のご近所では、粕漬で有名な魚久さんが営業されています。
そして毎朝、切り落としの整理券を配布してくださっています。
開店20分前(つまり8:40)から配布が始まり、整理券がなくなり次第終了です。
私が毎朝見かけるのは、配布前の行列か、
配布後の「本日の配布は終了しました」の立て看板ばかりでした。

それはとある暑い夏の朝でした。
「気温が35度を超える日は仕事が休みになればいいのに」などとしょうもないことを考えながら
ほぼゾンビの状態でノロノロ出勤していますと、一人の女性が佇んでいるのが目に入りました。
そう、それは整理券という秘宝を手にした、いわゆるひとつの女神でした。
途端に体中に生気が巡るのを感じます。美味の力は暑さを凌ぐようです。

さて、女神の元へ辿り着き、「わ、私が貰ってもいいのかしら?」と恐る恐る受け取ろうとすると、
なんと「何枚要りますか?」と聞かれます。
「ふ、普通こういうのって1人1枚じゃない?気前良すぎじゃない?」と衝撃を受けつつ
魚久さんでお買い物するのは初めてですし、美味しい物はたくさんの人に召し上がってほしいですし
「1枚ください…」と、ちょっぴり遠慮してみました。

初めて整理券をゲットした興奮と共に出社し、何人かの社員に自慢し、ウキウキで本日のスケジューリングをします。
と言いますのも、魚久さんの営業時間が弊社の営業時間と完璧にかぶっているからです。
勿論お昼休みに買いに行き、退社まで社内の冷蔵庫に保管しておくのが最もスタンダードなやり方ですが
今回は、閉店間際を狙うことにしました。

さて、弊社では時差出勤が認められております。つまり、
8:40 整理券受け取り
8:45 出社
(きっかり8時間働いて)
17:45 退社
17:50 切り落とし購入
というスケジューリングが可能なのです。何故こんなにギリギリを攻めたかというと…

魚久さんの隣の隣くらいのお店で…

サンドイッチが半額で売られているからです!

さて、実際の切り落としはどんな感じでしょうか…。
正直に申し上げますと、
整理券を複数枚受け取られる方がいらっしゃるということは、少量なのだろうか…
と考えておりました。全然違いました。

7切れがどっぷり漬かっており、掘っても掘ってもまだ出てくる、といった感じでした。

しかも素敵なことに、
・冷蔵庫で7日間保存可能
・漬かっている日数で味や香りが変わる
・7日間のうちの好みのタイミングで冷凍保存が可能
というオプション付き。
せっかく7切れもあるので、3日目と6日目に焼いて頂きました。

3日目は酒粕の風味がふんわり感じられる程度で、淡い味付けが魚の味を引き立てています。
6日目は酒粕の味がこってり染み込んでおり、全くもってご飯泥棒でした。
どちらも箸が止まらない美味しさです!

ところで…、私の大好きな小説「ラストワンマイル」の舞台は日本橋人形町なのですが
そこに「西京漬けで有名な魚松」というお店が登場します。
私はASSETSに勤務するようになってから、魚松のモデルは魚久さんではないかしら?と思うようになりました。
というかそもそも、この小説の主役のモデルこそ、弊社が毎日お世話になっている運送屋さんかもしれません。
何度読み返してもワクワクする傑作ですので、人形町にご縁のある方にもない方にもお勧めです!

IH