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佐藤 浩次「隻手音声」

2019年3月15日

かつて拝聴した、ある僧侶のことばです。
ときおりふと思い出すことがあります。

学問がある人ほど、常識に縛られ身動きができずに苦しんでいます。
あたりまえのことを、あれこれと理屈をつけて飾りたてるから、
だんだんと重くなってどうにもならなくなるのです。
白隠禅師は、分別を超える世界に生き常識や理屈を超えます。
「両掌相打って音声あり、隻手に何の音声がある」
両手の手のひらで力を込めて打ち合わせればよい音がする。
それならば打ち合わせないときの片手の音はどういう音がするか言ってみよという。
私の知っている常識では片手なら音声などしません。
禅はその常識を超えて隻手の音声をしっかりととらえています。
修行をしないものには何のことか分かりません。
それがあたりまえ。
これがわかれば白隠禅師のもとに近づけるのでしょう。

声なき声は、耳ではなく全身全霊でしか聞き取ることはできないのです。

苗木を植えてからはや10年。
この香りが漂い始めると気持ちがとても落ち着きます。
家の沈丁花も立派に大きくなりました。