「見よ、飛行機の高く飛べるを」の観劇に行ってきました
先日23日の午後、「見よ、飛行機の高く飛べるを」の観劇に行ってきました。
出典「悪徳会議 第三公演 『見よ、飛行機の高く飛べるを』ホームページ」
(2025年5月26日閲覧)
観劇に行くのは(私の記憶上ではありますが)人生初の経験であり、お話をいただいて以来とても楽しみにしていました。
本公演は新宿のこくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロにて、5月21日~25日の5日間にわたって行われた演劇で、私は23日公演に行かせていただきました。
着席をして周りを見渡すと、学生からお年寄りまで幅広い年代のお客さんが観劇に来ており、会場で売られているパンフレット等のグッズを持って開演を待つ人が多くいました。
公演時間になると開演を告げるベルが鳴り、もう一度ベルが鳴ると演劇が始まりました。
このベルについて少し調べたところ、1回目のベルには一ベル、2回目のベルには本ベルという名前が舞台用語として存在するそうです。
舞台は1911年の愛知県にある女子師範学校。(女子師範学校というのは近代日本に存在した女子教員育成のための機関のことだそうです。)
この時代は女性の生き方に新たな風が吹き始めた時代であり、女子生徒たちもまた「新しい女性」へのあこがれを持っていました。
しかしながら学校側は「おとなしく私たちの言うことを聞いて優秀な教員になりなさい。」というスタンスを崩しません。
それにも負けず女子生徒たちは行動をおこしていきます。
それぞれの登場人物の背景にある事情や感情が幾度も絡み合い、ぶつかりあいながら進んでゆく展開に目が離せませんでした。
最後は個人的に衝撃の展開で、全く予想していなかった幕切れでした。
今回が初めての舞台観劇でしたが、役者さんたちの間合いの取り方やトーンの変え方、全体的な演技力の高さに圧倒され、心から楽しむことができました。
本公演はすでに終わってしまったため、再公演等があればという形にはなりますが、ぜひ皆さんにも見てみてほしいです。
観劇後には二瓶先生にお食事に連れて行っていただき、美味しいお肉やお酒などをごちそうになりました。どれもとても美味しかったです。
二瓶先生、ありがとうございました。
田中