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帰省中にプチ被災体験

2024年9月24日

9/20(金)に午後からお休みをいただき、夫と1年ぶりに実家の珠洲に帰省しました。
線状降水帯がまさかこんなにひどいことになるなんてその時は全く想像もしていませんでした。

金曜日は金沢に泊まり、結婚前によく行っていた片町の居酒屋さんで
お魚と加賀野菜、地酒を堪能し、久々の金沢散策を楽しみました。

9/21(土)朝イチに親に迎えに来てもらい、昼食を食べてから珠洲市へ向かったのですが、
能登へ入ったとたんに道には土砂が流れた痕や、流木がすごい流れてきており、
山や家の敷地内から、滝のように水が流れ出ていました。

親が金沢へ向かって通った2時間後にこのようなことになっており、
両親も、朝はこんなことになってなかったと驚いていました。

1月1日の地震の時は、珍しく親から帰って来いと言われず、帰省しなかったので、
今回は思い出のある場所が取り壊しになる前に見納めに帰ったのですが、
地震の被害なのか雨の被害なのかわからないくらい土砂崩れも至るとことで起こっていました。

地震で無事だった家も川の氾濫で床上浸水しており、親戚は仮設住宅が床上浸水し、
また避難所生活となってしまったと連絡が来て心が痛くなりました。

今年は雨が多かったので、稲刈りがまだのところが多くあり、
川の氾濫や山からの土砂崩れで、ひどいことになっていました。

私の実家は幸いなことに地震の影響も水の影響もなく無事でしたが、帰省中はずっと断水でした。
5月にようやく地元にも水道が通ったところだったのですがまた断水。
数日は断水のままの様子です…

幸い実家は井戸水が通っており、浄化槽があるので、
生活用水の確保や、トイレの排水は問題なかったのですが、
お風呂はバケツにお湯を溜めて行水のように入ったり、トイレ用に水を運んだり、
ずっとバケツリレーをしていました。

母から被災中の様子を聞いていたのでプチ体験ができ、いい経験ができました。
停電がなくて本当に良かったです。

帰省中、地元をぐるりと一周ドライブしたのですが、
公費での家屋の解体が少しずつ進んでおり、
今まで家があって見えなかった道から奥の家が見えたり海が見えたり、
家の敷地から見る空が広く見えるようになったり、
私の記憶している景色と違っていて、なんだか不思議な気持ちになりました。

また来年変えることには景色が様変わりしているんだろうな~。
寂しいような、期待を感じるような複雑な心境です。

ひどい状況でしたが、やっぱり地元は心が和むな~と思いました。

ゆっくりでもいいので、復興していってくれたらいいなと思います。

ミタザキ